近畿ESDコンソーシアム成果発表・実践交流会

1月27日(土) に、平成29年度近畿ESDコンソーシアム成果発表会・実践交流会を開催いたしました。

約140名の方にご参加いただき、各学校・団体でこの一年間ESDに取り組まれた成果を発表いただきました。
概要は以下の通りです。

①ESD子どもフォーラム(児童・生徒によるESDの実践発表)
近畿圏の4校の児童・生徒が、自分たちがこの1年間取り組んできたESDの活動をわかりやすくまとめ、チームワークよく元気いっぱいに発表してくれました。
地域の協力に感謝しながら、自分たちの社会をより良くするために希望と笑顔をもって発表する子どもたちを見て、ESD実践の確かな成果と将来への明るい希望を感じることができました。

②SDGs講演会 『持続可能な開発目標とは』
東京大学 海洋アライアンス海洋教育促進研究センター 主幹研究員の及川幸彦氏をお招きして、国連・持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールについて、明快かつ示唆に富む提言をいただきました。

【ESD推進におけるSDGsの捉え方・考え方として】

  1. SDGsによって自分自身のESDの活動に新たな意義や価値づけを行うことであり、ESDの目標を明確化する方法の1つである
  2. SDGsは人類共通のグローバル目標であり、それを意識してESDの活動に取り組むことは、地域に根差した身近な活動が世界につながることであり、地球規模の課題解決に貢献する。
  3. この自覚と誇りをもって、学校や地域で、SDGsを見据えながら足元の課題解決を大事に、ESDを推進していくことへの道標となる。

③ESDシンポジウム『地域・企業と取り組んでみようSDGs』
「今後のESD推進にとって、企業や地域と学校現場との関係作りは不可欠」との考えから、地元企業の代表として南都銀行様、地域の代表として箕面ユネスコ様、学校の代表として(縄手中学校で実践をされたことのある)河原先生をお招きして、討論会を行いました。
三者の取り組みを紹介いただいた後、それぞれの立場からの成果と課題を出し合いながら、今後あるべき共同作業について模索しました。

④ESD実践交流会
近畿内外から、学校現場・地域においてESDを実践されている皆様に発表報告をしていただきました。
互いの実践交流をしたことで、参加した方々のESD実践への刺激になり、実践意欲が向上されたことと思います。

ご登壇いただいた皆さま、参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます!!