東大寺寺子屋(8月24日~26日)
世界遺産の東大寺に学び、日本の歴史や文化に直接触れ、
奈良の良さを子どもたちに知ってもらうことを目的とした2泊3日の宿泊体験活動「東大寺寺子屋」に、
近畿ESDコンソーシアムから計11名(学生8名、現職教員1名、大学教員2名)が、県内小中学校からの
参加者(20名)のグループリーダーおよび運営スタッフとして参加・協力させていただきました。
主なスケジュールは以下の通りです。
- 1日目 8月24日(木)
二月堂参篭所にて開校式、オリエンテーション、蓮のランタンづくり、
夕食(流しそうめん・精進バーベキュー)入浴後手づくりのランタンを持って夜の大仏殿にお参り、
蚊帳の中で就寝 - 2日目 8月25日(金)
二月堂内で朝のお勤め、境内清掃、朝食(お粥)、昼食(持参した米を研ぎ、おにぎりづくり)、
「世界遺産に学ぼう」フィールドワークおよび写経道場にて一文字書道、
グループ毎にテーマを設定し壁新聞の共同制作、東大寺鐘楼初夜(20:00)の鐘を拝聴
テーマ:
「お坊さんの仕事と暮らし」「大仏様をよくよく見ると」「東大寺の“本当”発見」「石でできた文化財探索」 - 3日目 8月26日(土)
「世界遺産に学ぼう」フィールドワーク・壁新聞・一文字書道等のグループ発表、
記念撮影、修了書授与および閉校式
参加した学生の声
東大寺僧侶との協同による宿泊体験を通して、観光では決して知りえない気づきと学びを得ることができました。毎朝お勤めする二月堂内では厳粛な空気が漂い、僧侶の方々の真剣さと仏道への熱意を感じました。また一方で、三日間生活を共にしたことで、遠い存在だと思っていた僧侶の方を身近に感じました。
この貴重な体験を通して、日本の伝統の中で守り継がれてきた仏教というものに関して、参加したものそれぞれが何かをつかめたような気がしました。千年を超え守り続けてこられた奈良を、みんなの力で保ち続けるにはどうすればよいか、深く考えるきっかけとなりました。