今年もやります陸前高田市文化遺産調査団
第6回陸前高田市文化遺産調査団派遣事業を今年も実施します。
2011年3月11日東日本大震災で陸前高田市は多くの被害を受けました。市庁舎や博物館、図書館などの公共施設も被災し、多くの方が亡くなられています。そのような状況の中、陸前高田市民から、残された文化財の調査依頼が文化庁を通じて、本学の山岸教授のもとに届き、文化遺産教育とESD防災教育をセットにして、実施することに決めました。
当初は、被災地支援の一環として立ち上げたプロジェクトでしたが、文化遺産調査活動や、被災地見学や聞き取り調査など、学ばせていただくことの方が多いプロジェクトとなっています。
今年度は、9月24日(日)~27日(水)の3泊4日の日程で実施します。5名の学生が参加してくれました。まず、チームワークづくりと陸前高田市の基本情報の共有を目的に、第1回の研修会を実施しました。
第2回研修会は、8月28日(月)に実施予定です。
本日、陸前高田からうれしい知らせがありました。
小笠原の中学生が陸前高田市を訪れ、交流したという「東海新報」の記事です。陸前高田市と小笠原は江戸時代末に発生した「中吉丸の漂流事件」で結ばれています。この事件と関係する仏像を発見したのが、第1回陸前高田市文化遺産調査団で、そのことが新聞記事にも掲載されています。ありがたいです。