第7回奈良ESD連続セミナー

「世界遺産学習を極める」というテーマで開催したところ、31名の参加がありました。奈良市では、全ての幼稚園・小学校・中学校において世界遺産学習に取り組んでいるからでしょう。

奈良市立飛鳥小学校の大西浩明先生から、先生が実践された事例をご紹介いただきました。いずれも地域を教材化された実践ばかりです。また印象的だったのが、常にアンテナをはって、ネタ探しをしており、「これは!」と思ったネタには、じっくりと取り組んでおられるその姿勢です。20年以上かけて教材化されたネタもあるとうかがいました。

また、私の方からは、単なるお国自慢にならない世界遺産学習、ESDとしての世界遺産学習を行うためには、ネタを突き抜けた普遍性まで到達すべき事、児童生徒の生き方に影響するような「深い学び」のためには、世界遺産の創造や復興・保全等に関わる人物の生き方を学ぶ必要がある、ということをお伝えしました。また、日本ユネスコ国内委員会からの、新学習指導要領とESDやSDGsに関わるメッセージも配付し、要点をお伝えしました。

次回は、11月17日(金)19時からです。
いよいよ指導案の検討会に入ります。ご準備をお願いします。