第5回ESD構成主義研究会

第5回ESD構成主義研究会を開催しました。
今回は、レイブとウェンガーの『状況に埋め込まれた学習』の第2章「実践、人、社会的世界」を講読しました。

この第2章には、正統的周辺参加論の核になる部分が書かれており、既存の学習理論を相対化する上で、重要な章だと思いました。

学習とは、知識や技能の習得という狭いものではなく、全人格の変容を目的とするものという内容は、昔、教育原理という授業で「人格陶冶」と教えられていたことと同じかと思いますが、教員になった今、すっかりそれを忘れ、学力向上まっしぐらという「枝葉」に中心が向かってしまっていることを反省させられます。

そしてまた、学習によって実践共同体そのものも変容していくというのは、学級担任なら、首肯できる内容だと思います.

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